中瀬沼探勝路・レンゲ沼探勝路

今日は久しぶりに晴れ間が見え、青空が広がる時間帯もありました。
中瀬沼探勝路レンゲ沼探勝路を歩いてきた様子をお伝えします。
自然情報はこちらのPDFからもご覧いただけます。

今回のスタートとゴールは、裏磐梯サイトステーションです。
今日はトレース(他のひとの踏み跡)が付いていましたが、思い思いの方向にトレースが付いています。
慣れていないひとは、自分がどこを歩いているのか、地図やGPSなどで確認しながら歩きましょう。

また、必ずしもトレースが付いている場所だけではありません。
スノーシューを履いて歩くことをお勧めします。


スノーシュー
今日はスノーシューを履いて歩きました。
スノーシューを履いていなかったら、かなり大変だったと思います。

探勝路の様子


裏磐梯サイトステーション
今回のスタートとゴールである裏磐梯サイトステーションです。
ここで周辺の自然情報について勉強してから、歩き始めると良いでしょう。


レンゲ沼と磐梯山
サイトステーションの目の前にあるレンゲ沼は結氷して、雪が積もっています。
その向こう側には、磐梯山が望めました。


レンゲ沼の周り
トレースを辿りながら、レンゲ沼を反時計周りに歩き始めました。


木道と小川
トレースが付いている部分は、本来木道がある場所ですが、高く雪が積もっています。
木道から外れて小川に落ちないよう、十分に気を付けながら歩きましょう。


中瀬沼の展望台
しばらく歩くと展望台が見えてきます。



中瀬沼と磐梯山
展望台から望んだ景色です。
今日は空気が澄んでおり、はっきりと磐梯山が見えました。
下の画像をクリックすると大きな画像が見られます。


トレースのない場所
展望台から先は、あまり歩いているひとがいないようでした。


長瀬川
桧原湖や中瀬沼を通って、猪苗代湖まで流れていく河川です。
探勝路のコースが川沿いにありますが、長瀬川周辺からトレースは全く付いていませんでした。


姫沼
レンゲ沼の南側にある沼です。


レンゲ沼
姫沼の近くを通り、レンゲ沼まで戻ってきました。
この写真はベンチがある辺りから望んだ景色です(ベンチは雪に埋まっていました)。


裏磐梯サイトステーションに到着
レンゲ沼をぐるりと回って、スタートしたサイトステーションに到着しました。

生き物たちの様子


ヤドリギの実(ビャクダン科)
レンゲ沼周辺はヤドリギが多くあります。
薄黄色の実をつけています。


アカミヤドリギの実(ビャクダン科)
先のヤドリギの一品種で、赤みを帯びた実を付けます。
レンゲ沼周辺では、ヤドリギとアカミヤドリギが半分ずつくらいの割合で生育しています。


ツルウメモドキの実(ニシキギ科)
最初は黄色く堅い殻に覆われていますが、じきに鮮やかな朱色の実があらわれます。
もう終わりかけなのか、黄色い殻はほとんど落ちていました。


カンボクの実(ガマズミ科)
とても鮮やかな実をたわわに付けていました。
ちなみに食べると、とっても不味いです。


ナナカマドの実(バラ科)
秋には鮮やかな赤い実でしたが、今はもうしなびています。


ノイバラの実(バラ科)
雪の隙間を覗いてみると、熟れた実を付けていました。


コゲラ(キツツキ科)
森のなかを歩いていると、樹をつつく音が聞こえてきます。
音の主を探してみると、彼らが一生懸命に餌を探していたようです。


マヒワ(アトリ科)
ヤマハンノキの実をついばんでいます。


エナガ(エナガ科)
じっとして動かないでいると、近くまで飛んできてくれます。
シジュウカラと混群をつくっていました。


ヒガラ(シジュウカラ科)
シジュウカラやヒガラなどの小鳥たちは、こぞってヤマハンノキの実を食べていました。


ホンドテンの足跡(イタチ科)
ふたつずつ並んでいます。


ノウサギの足跡(ウサギ科)
三つの跡が残る特徴的な足跡です。


動物?の足跡
誰のものか分かりませんでした。
もしかしたらテンがゆっくり歩いた跡かもしれません。

午前中は天気も良く、歩いていると暑くなって、汗をかきました。
動いている間は暑いものの、止まるとすぐに冷えてきます。
雪のなかを歩くと楽しいのですが、汗を拭くためのタオルなどを用意して、汗冷え対策も忘れないようにしましょう!

◇おおひら◇