猫魔ヶ岳やまびこ・雄国せせらぎ探勝路
掲載が遅くなってしまいましたが、
7月3日の「猫魔ヶ岳やまびこ探勝路」と「雄国せせらぎ探勝路」、雄国沼湿原の様子です。
今年度も雄国沼湿原のニッコウキスゲの開花時期は雄子沢川駐車場が閉鎖されます。詳細はこちらをご覧ください。
自然情報PDFはこちらからご覧ください。
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猫魔ヶ岳やまびこ探勝路(八方台登山口~雄国沼休憩舎)
探勝路の様子 猫魔やまびこ探勝路(前半)
八方台登山口から休憩舎まで約5km、標高差は約200m。ブナ林の中を登ります。
道の様子 猫魔やまびこ探勝路(前半)
少し急な登り下り、ぬかるみ、沢を越えるところがあります。
特に雨の多いこの時期はぬかるみの多発や沢の増水にお気を付けください。
街歩き用のスニーカーなどでは危険なので、きちんと山登り用の装備を整えましょう。
看板
アルツ磐梯スキー場と猫魔スキー場の連結リフトの工事が進んでいます。通行可能です。
猫石
猫魔ヶ岳の山頂から少し雄国沼方面に進むと、猫石があります。
かつて化け猫が住んでいたと云われています。
猫魔ヶ岳
猫魔やまびこ探勝路(後半)
雄国沼の湖畔を歩きます。
雄国沼休憩舎
トイレもあります(チップ制です。ご協力おねがいします)。
雄国沼と雄国沼湿原
ニッコウキスゲに目を奪われてしまいますが、木道から下をのぞき込めば可憐なサワランやトキソウが咲いています。
雄国沼湿原~雄子沢口までの探勝路
6/17~7/9の間、雄子沢駐車場は封鎖されています。
詳しくはこちらをご確認ください。
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生き物たちの様子(猫魔ヶ岳やまびこ探勝路)
ミズキ(ミズキ科)
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)
モリアオガエルの泡巣(あわす)
クロサンショウウオの卵塊(らんかい)
標高が高い場所では、まだ卵塊のなかに幼生がいる段階のようです。標高800mほどの裏磐梯ビジターセンター周辺では泳げるサイズの幼生に成長しています。
ウツボグサ(シソ科)
生き物たちの様子(雄国沼湿原)
トキソウ(ラン科)
サワラン(ラン科)
ツルコケモモ(ツツジ科)
ニッコウキスゲ(ススキノキ科)
生き物たちの様子(雄国せせらぎ探勝路)
ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)
サルナシ(マタタビ科)
つる植物で、小さなキウイフルーツに似た果実をつけます。
オニノヤガラ(ラン科)
光合成を行わない(葉緑素を持たない)腐生植物です。
エゾアジサイ(アジサイ科)
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裏磐梯は標高が高く比較的涼しい気候ではありますが、外気温25度を超える暑い日も増えてきました。
散策や登山の際は熱中症対策・雨具の準備をお忘れなく!
去年のニッコウキスゲのシーズンの記事はこちら
→2022年6月23日(咲き始め)
→2022年7月6日(満開)
◇たかしま(代理執筆)◇