猫魔ヶ岳やまびこ・雄国せせらぎ探勝路

昨日は朝から小雨が降っていましたが、午後には少し晴れ間が見えました。
今回は八方台の入口から「猫魔ヶ岳やまびこ探勝路」を歩き、「雄国沼湿原」をまわって、「雄国せせらぎ探勝路」を歩いて帰ってきました(こちらのPDFからもご覧になれます)。

猫魔ヶ岳やまびこ探勝路


八方台休憩所
磐梯山ゴールドラインにある「八方台」からスタートです。
今回は西側の猫魔ヶ岳方面に歩いて行きました(東側が磐梯山方面です)。


登山道入口



登山道の様子
ぬかるみのほか、岩や樹の根が剥き出しになっている場所が多くあります。
必ず登山用の装備で臨んでください。


猫魔ヶ岳山頂
濃い霧が出ており、残念ながら景色を楽しむことは叶いませんでした。


猫石
山頂からさらに進むと、猫石と呼ばれる岩があります。
かつて妖怪「ネコマタ」が棲んでいたと言い伝えられています。


沢越え
雄国沼へ下っていく途中には、沢を越える場所もあります。


雄国沼
下り終えた先で、雄国沼が迎えてくれます。


雄国沼休憩舎
猫魔ヶ岳やまびこ探勝路の終点での休憩舎で一休みしましょう。
なお、トイレはチップ制(¥100程度)なので、ご協力ください。

雄国沼湿原


雄国沼湿原への入口
休憩舎に向かって左手に雄国沼湿原まで至る道が続いています。


分岐
ここを左に下りていきます。


雄国沼湿原
木道が整備されており、湿原のなかを歩いていけます。
木道は一方通行になっており、ぐるりと一周できます。

雄国沼湿原(とその周辺)の植物

雄国沼湿原周辺の植物は「雄国沼湿原植物群落」として国の天然記念物に指定されており、採取は法律により禁止されています。



コバイケイソウ(シュロソウ科)


ショウジョウバカマ(シュロソウ科)


ワタスゲ(カヤツリグサ科)


ゼンテイカ(ワスレグサ科)
別名ニッコウキスゲです。
花茎が伸びてきている株もありました。


リュウキンカ(キンポウゲ科)


ズダヤクシュ(ユキノシタ科)

雄国せせらぎ探勝路


雄国沼休憩舎
湿原から休憩舎に戻ったら、今度は雄国せせらぎ探勝路です。
休憩舎に向かって右側に、探勝路の出入口があります。



探勝路の様子
ブナ林のなかを歩いていきます。
猫魔ヶ岳やまびこ探勝路に比べて傾斜は緩く、簡単なコースです。


ブナ太郎
探勝路沿いにあるスギ植林内にたたずむブナの巨木です。
残念なことに、太い枝が折れてしまっていました。


雄子沢川登山口
今回のゴールです。
雄国沼までは、こちらから登るのもオススメです。

今回は雄国沼湿原の様子を見てきましたが、すでに様々な花が咲き始めていました。
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)も花茎が伸びてきている株がありました。
季節の進行があまりにも早い気がしています。

雄国沼周辺や登山道もクマが出没する場所です。
クマ対策と登山用の装備を整えて、登山をしながら美しい景色を楽しみましょう。
なお、クマ鈴はビジターセンター・観光プラザ・物産館で貸出しているので、ご利用ください。[レンタル情報]

◇タイラー(おおひら)◇

季節のみどころ

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