レンゲ沼・中瀬沼探勝路
掲載が遅くなってしまいましたが、
7月2日、レンゲ沼・中瀬沼探勝路を歩いてきた様子を紹介します。
ルートについては、「レンゲ沼探勝路」「中瀬沼探勝路」をご覧ください。
*自然情報PDFはこちらからご覧ください。
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探勝路の様子
整備されており歩きやすく、ほぼ平坦です(中瀬沼展望台の付近だけ傾斜があります)。
運動しやすい服装で歩きましょう。
サンダルや半ズボンはおすすめしません。草でチクチクしたり、虫に刺されます。
中瀬沼展望台から望む磐梯山
レンゲ沼の東(車道側の芝生広場前)にはベンチがあります。
レンゲ沼の水中をのぞき込むことができます。
探勝路沿いに見られる生物
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ ススキノキ科)
レンゲ沼の周囲で見られます。
ヒオウギアヤメ(アヤメ科)
アヤメの外花被片(一般的な植物では萼片に当たる部分)には黄色の模様があります。
この模様を蜜標といいい、昆虫に「ここに蜜があるよ!」とアピールすることで花粉を運んでもらっています。
上の写真には、花粉を集めているハナバチのなかまが写っています。
モリアオガエルの泡巣(あわす)
ヤマグワ(クワ科)
養蚕の際に活躍した桑(クワ)の野生種です。絹をつくる蚕(カイコ)は桑の葉だけを食べる蛾です。
オオウバユリ(ユリ科)
ノリウツギ(アジサイ科)
白い装飾花をつける植物が多い時期で見分けるのが大変ですが、
ノリウツギは花序(花房)が円錐形になっているのが特徴です。
イワガラミ(アジサイ科)
ぱっと見はアジサイに似ていますが、装飾花が1枚だけ(しずく型)なのが特徴です。つる植物です。
ヒツジグサ(スイレン科)
水面にたくさん葉が浮かんでいますが、切れ込みのある丸い葉がヒツジグサの葉です。
他にもジュンサイ・オヒルムシロ・マルバオモダカなどの「浮葉植物」をみることができます。
タヌキモのなかま
ヒメタヌキモ・イヌタヌキモのどちらか判断できませんが、どちらも水質汚濁に弱い植物です。
水草とひとくくりに表現しがちですが「沈水植物」とよばれます。
イトトンボのなかま
ツバメ(ツバメ科)
くちばしに幼さがみえます。今年生まれでしょうか?
日本で子育て(繁殖)をした後、フィリピン・マレーシアへ渡って越冬する夏鳥です。
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お昼過ぎに歩きましたが、日差しが強く、立ち止まると暑さを感じました。
散策の際は熱中症予防をしましょう。
裏磐梯はクマの生息地です。ベアベルなどの対策を忘れずに!
◇たかしま◇