イエローフォール

先月の中旬ごろは暖かい日が続きましたが、ここ数週間は気温の低い日が続いています。この気温ならもしかしたら再び成長しているかも…という期待を持ち、昨日イエローフォールを見に行きました。
自然情報はこちらのPDFからもご覧いただけます

出発準備
・経験者の方といっしょに歩いてください。ツアーやガイドと一緒に歩くことをお勧めします。
・必ず防雪・防寒対策(レインウェア、防寒着、帽子、手袋など)を行ってください。
・温かい飲み物や行動食なども準備しましょう。
・雪山になりますので、ビーコン等もぜひ装備しましょう
・山地図・コンパス等もお忘れなく
・天気予報の確認をお願いします。予報が晴れだとしても急な天候の変化に備えましょう。

登山道の様子

裏磐梯スキー場前の駐車場
案内に従い、スノーシュートレッキング用の駐車場に停めます。
リフトを使わずにゲレンデを登る際は、写真左端の林のわきを進みます(青矢印)



ゲレンデを登りきったところ
案内に従いそのまままっすぐ進みます。


ゲレンデトップ
林に沿って進んでいくとゲレンデトップにたどり着きます。
リフトが動いているときは第1・2リフトを利用しここまで登ることもできます。山頂往復券を購入すれば、下りも乗ることができます。リフトの運行・料金については裏磐梯スキー場HPで確認してください。


林内
ゲレンデ~銅沼まではトレースがついていました。
道に枝が伸びていますのでお気を付けください(国立公園の特別保護地区です。植物を傷つけないように)



銅沼(あかぬま)
沼の上を歩いていくのは厳しそうでした(ストックでつついたところ、氷の表面がかなり柔らかくなっていました)。
そのため迂回して沼沿いを歩くことに。


爆裂火口壁の噴気
銅沼を過ぎると見えてきます。硫黄の香りがします。

銅沼から先はトレースがありませんでしたので、自分で道を探しながら歩きました。雪が少なくかなり歩きにくかったです。また、岩場や木の近くは雪の下に大きな空洞ができていることがあり、踏みぬくと危険です。


イエローフォール
かろうじて氷瀑自体は残っていましたが、色はほぼ抜けてしまっていました。

登山道で見られた生物の様子

鳥の足跡
そこそこ大きな鳥のようです。うまく着地できなかったのでしょうか?



トウホクノウサギの足跡(上)とフン(下)
登山道中のいたるところにありました。
フンは植物の繊維を押し固めたようになっており、臭いもほとんどありませんでした。


ヤシャブシ(カバノキ科)
登山道で目立つ植物です。


シャクナゲの仲間(ツツジ科)
蕾だけ雪の上に出ていました。

期待通りとはいかず、イエローフォールの見ごろは過ぎていました。
もしそれでも、今年度中に見に行きたいという方は雪が減り道も険しいので、
ガイドさんと一緒に歩くことを強くお勧めします。

◇なかじま◇