2017年1月6日レンゲ沼、中瀬沼探勝路
明けましておめでとうございます。
2017年も裏磐梯ビジターセンターをよろしくお願いします。
今日は、レンゲ沼、中瀬沼探勝路を散策しました。
正午のビジターセンターの気温はー1.4℃、積雪は42cmありました。
探勝路は全体が雪に覆われており、スノーシューでの散策が楽しめます。
しかし、まだ夏道を外れての散策には雪が足りない場所が多く、レンゲ沼や姫沼などは完全には凍結していないため、現時点では夏道を歩いてください。
より積雪が増えたり吹雪いたりすると道が分からなくなることもあるため、その道を熟知しているガイドさんと歩くことをおすすめします。
冬の散策を快適に楽しむためには、寒さ対策、雪対策が必須です。
上下のレインウェア、トレッキングシューズにスパッツ、厚手の靴下、手袋、ネックウォーマー、ビーニー(耳まで覆うような帽子)などをご準備ください。
休憩中は体が冷えてしまいますので、ダウンジャケットなどの防寒着、暖かい飲み物(魔法瓶があると便利です)などもご準備ください。
↓探勝路は雪に覆われています。
↓看板はまだ雪に埋もれていません。
↓レンゲ沼に足を踏み入れると、ぐちゃっという音を立てながら少し沈みました。立ち入らないようにしましょう。
↓姫沼も完全には凍っていません。
↓中瀬沼の景色は幻想的です。
今日は鳥たちがとても賑やかで、群れで行動したりえさをつついたり、木の上で鳴いていたりと様々な姿が見られました。
双眼鏡を持っていくと、より散策が楽しめます。
また、夏とは全く異なる植物の様子も見られます。
花がなく、実も少ないこの時期にもじっくり観察してみてください。
↓アカゲラはウルシの実をつついていました。
↓タニウツギの枯れた実にも雪が積もっています。重くないのでしょうか。
↓ダケカンバも寒さと雪に耐えています。
↓真ん中に並んでいるのは2種類のツル性植物、左はヤマブドウ、右はサルナシです。樹皮の剥がれ方で見分けることができます。
冬の準備をしっかり整えて散策を楽しんでください。
◇ろっぴ◇
※こちらの自然情報はPDFファイルでもご覧になれます。ダウンロードはこちら。
※裏磐梯はツキノワグマの生息域です。散策の際には、クマ鈴などでクマに人間の存在を知らせてあげてください。
また、近年、イノシシやサルも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。
どちらも目撃したら、当センターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)