レンゲ・中瀬沼探勝路
1月11日は、レンゲ沼・中瀬沼探勝路を歩いてきました。
前日からの大雪で、ビジターセンター前の積雪は116cm、正午の気温はー2.2℃、天気は雪という日でした。
防水性のトレッキングシューズに上下レインウエア、ロングスパッツにスノーシューという装備は必携です。今回は雪の下が沼や湿地の所も通るので、両手にストックを持つと雪の下の様子も掴め、バランスも保てるのでぜひお持ちください。その他、温かい服装や水分、行動食などもお持ちください。
サイトステーションから入りましたが、人影少なくひっそりしていました。(↓)
レンゲ沼は白一色の世界で、昨日までのトレイルが少しくぼんで見えました。
レンゲ沼の北西岸を巡り、中瀬沼の展望台へ向かうコースを取りましたが、こちらはトレイルはありません。ストックの目盛で積雪を推定すると140cmほどでした。(↓)
このくらいの新雪だと、スノーシューでも50~60cm位沈みます。(↓)
一歩一歩足を抜き差し進む、悪戦苦闘の進軍でした。
予定よりコースが北にそれ、「新奥の細道」の看板の近くで、中瀬沼展望台への道に合流しました。(↓)
近くに松野自得夫妻の句碑がありますが、大きな三角の山を崩してみると、それが句碑でした。(↓)
さて、中瀬沼展望台への道を南に進みます。この道は、昔は車道だったため、道幅が5m位あり、コースを見失うことはありません。
しかしここまで、ずっとトレイルがなくラッセルに時間がかかりかかりました。
木道から展望台へ向かった以前のトレイルが見つかりましたが、時間がかかり過ぎたので、サイトステーションへ戻る道を選択し、左に折れました。(↓)
木道上も見事な積雪です。(↓)
ここでも膝上まで雪に埋まります。(↓)
この木道上は、積雪と相まってかなり高くなっています。木道から下りて雪原を歩いたほうが安全上はより確実です。
木道下の湿原では、雪が積もらず水面と雪がまだら模様をつくっていました。(↓)
レンゲ沼南西部、一周路と木道の三叉路にある看板が見えてきました。(↓)
途中、鮮やかなカンボクの実がモノトーンの中にありました。(↓)
まもなく、レンゲ沼の平らな雪原が見えてきたので、沼に降りて進みました。
雪は60cm位掘るとシャーベット状のアイスとなり、氷の上でも大丈夫のようです。
沼の上で、向こうに磐梯山の一部が見えました。(↓)
やっと、サイトステーションが見えてきました。(↓)
今回は、約2時間30分かけて1.5kmほどの行程しか進めませんでした。
深雪の中だったのと、レンゲ沼西部一帯の特徴のない起伏のためルートが分かりにくかったためでした。サイトステーションの方に、コースの樹木に目印をつけるのをお願いしてきました。
今回は全コース歩けず、中途半端な報告となってしまいました。裏磐梯の大雪直後の様子としてご活用ください。
◇ターサン◇
※こちらの自然情報のPDFファイルは、コースの一部のみのため、ありません。ご了解ください。
※裏磐梯はツキノワグマの生息域です。まだ冬眠していない可能性があります。散策の際には、クマ鈴などでクマに人間の存在を知らせてあげてください。
また、近年、イノシシも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。 どちらも目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)
※長靴、クマ鈴、スノーシューをレンタルしています。料金等の詳細はお問い合わせください。