中津川渓谷探勝路

10月18日、紅葉の時期を前に、中津川渓谷のようすを見に行ってきました。
昨年8月の大雨による道路の流失や崖崩れ等の影響が依然として残っています。
こちらのPDFからも、ご覧いただけます。



磐梯吾妻レークラインの様子



地図拡大(国土地理院の地図を加工)

レークラインは、裏磐梯側入口から中津川渓谷レストハウスまでは通行できます。復旧工事をしている箇所があるので、運転には十分気を付けてください。レストハウスから先(国道115号方面)は道路流失のため通行止めです。

中津川渓谷探勝路の様子



探勝路の入口は、レストハウスに向かって左側です。熊よけ鈴等を携行するよう掲示されています。


入口から歩き始めてすぐに中津川橋と渓谷との分岐になります。


急な階段や岩の露出した道なので、トレッキングシューズやスニーカーなどで歩いてください。階段の木部や岩は濡れていると滑りやすいので注意してください。
入口の看板に「最後の階段の一部(下3段分)が流失しています。ご注意ください」と掲示してある部分です。


10分ほどで川原まで下りてきました。秋元湖方面は通行止めなのでここで引き返すことになります。岩と水がとてもきれいですが、濡れていると滑りやすいので注意してください。また、雨天時の急な増水に気を付けてください。


中津川橋から見た景色

昨年8月の土砂崩れで、秋元湖方面への探勝路は完全に埋もれています。


紅葉し始めた雰囲気はありますが、この先赤くなるでしょうか、、、
撮影したのは午後2時頃です。写真を撮る目的で行く際は時間帯も気にかけましょう。

探勝路で見られた生き物


クサギカメムシ(カメムシ科)
橋の手すりにたくさんくっついていました。刺激をあたえると、独特のニオイを出しますので注意!


ホコリタケ(ハラタケ科)
つつくと胞子の粉が出てきます。別名キツネノチャブクロ。


オヤマボクチ(キク科)


ツタウルシ(ウルシ科)

鮮やかに赤く染まってキレイですが、触るとかぶれることがあります。



クロモジ(クスノキ科)
猛暑・残暑が厳しかった影響でしょうか。チリチリになって元気のない葉が目立ちました。



秋に入り、全国でクマによる人身事故が発生しています。
野生動物とばったり出遭わないよう、クマ鈴を携帯したりホイッスルなどで音を出しましょう。
対策を行い、楽しく散策してください。

◇たかしま◇