西吾妻山登山道(天元台スキー場から)
9/ 10に西吾妻山へ行ってきました。
顔や手が日焼けしてしまうほどの快晴で、とても良い景色を堪能できました。
今回は山形県側の天元台高原スキー場のロープウェイとリフトを利用しました。
歩いたルートは、かもしか展望台→梵天岩→天狗岩→西吾妻小屋→西吾妻山山頂です。
地図は国土地理院 電子国土web (西吾妻山付近)をご覧ください。
移動時間と登山する時間、リフトの最終時間など、しっかり把握して登山に臨みましょう。
ロープウェイとリフトの営業状況は天元台高原スキー場HPをご覧ください。
西吾妻山登山道
天元台高原ロープウェイ 湯本駅(駐車場・ロープウェイ乗り場)
この日は「米沢市民感謝の日」でロープウェイが無料・リフトが特別料金ということもあり、乗り場は混雑していました。
ロープウェイとリフト(3本)を乗り継いで登っていきます。
標高としては、ロープウェイ乗り場が920m、登山道入口が1,820mです。
登山道入口の看板
25分程度登って行くと、開けた岩場のかもしか展望台(中大巓分岐)につきます。
かもしか展望台からの景色
梵天岩まで40分ほど歩きます。木道が整備されています。
池塘(ちとう)
池塘は高山の湿原や泥炭地にある池沼のことをいいます。
梵天岩手前の水場
水場から先は大きな岩が積み重なっており、歩きにくいです。
梵天岩から
開けた場所に出ます。一切経山が望めました。少し歩くと吾妻神社です。
吾妻神社(天狗岩)
ここから反時計周りで西吾妻山山頂へ向かいます。
吾妻神社(天狗岩)から西に飯豊連峰(一番奥の山々)がみえました。
西吾妻山山頂手間から南西に、桧原湖と雄国沼が見えました。
下の地図:国土地理院 電子国土webより (拡大してみる)
西吾妻山山頂手間から南方向に磐梯山と猪苗代湖、奥に那須連峰です。
西吾妻小屋
西吾妻山山頂
夏は眺望はありません。冬になると雪で木が埋もれ、周りが見渡せるそうです。
吾妻連峰の最高峰で、標高2,035メートルです。
*日本百名山の「吾妻山(吾妻連峰)」は一般的に西吾妻山のことです。
*9/18追記 深田久弥著「日本百名山 新装版」新潮社(1991年出版)を確認したところ、百名山に選んだ山頂が西吾妻山であるとは明確に言及されていませんでした。
泥水がたまった場所(5~10センチ程度の深さ)
西吾妻山頂から吾妻神社に戻る途中、靴が水没してしまった場所がありました。
下りのリフト
米沢盆地が一望できました。
登山道で見られた動植物
オオシラビソ(通称アオモリトドマツ)(マツ科)
リフトで登るにつれ段々と現れる、亜高山帯の常緑針葉樹です。
ホシガラスが球果(松ぼっくり)を食べにきます。また、スノーモンスター(樹氷)になるのはこの樹です。
コメツガ(マツ科)
キタゴヨウマツ(マツ科)
ミヤマネズ(ヒノキ科)
クロマメノキ(ツツジ科)
シラタマノキ(ツツジ科)
アカモノ(ツツジ科)
ウメバチソウ(ニシキギ科)
エゾオヤマリンドウ(リンドウ科)
オゼミズギク(キク科)
ヤマハハコ(キク科)
ツノアオカメムシ(カメムシ科)
キベリタテハ(タテハチョウ科)
クジャクチョウ(タテハチョウ科)
オオシラビソやホシガラスの鳴き声など、普段見れない動植物を観察できました。
登山の際は体調管理や行動計画なども含め、無理のないルートで楽しんでください。
<たかしま>