イエローフォール

今日はイエローフォールに行ってきました。

イエローフォールは、磐梯山の爆裂火口にでみられる黄色い巨大氷瀑です。
夏場には滝がなく、染み出した水が冬場に凍って、イエローフォールが形成されます。
冬場にしか見られないことから、「幻の氷瀑」とも呼ばれます。

出発準備
ビジターセンターの朝9:00頃の気温は0.3℃、天気は曇りでした。
必ず防雪・防寒対策(スノーシュー、レインウェア、防寒着、帽子、手袋など)を行ってください。
温かい飲み物や行動食なども準備しましょう。


登山道の様子
今回スノーシューは使いませんでしたが、持っていくことをお勧めします。
雪が緩み、悪路になる可能性もあるので、万が一に備えましょう。

イエローフォールまでの道のり
イエローフォールまで決まった道はありません。
今日は踏み跡(トレース)を頼りに進みましたが、別の目的地に続くものや、遠回りになってしまうトレースも多くみられました。
また、トレースは、降雪や風の影響で消えてしまうこともあります。
道に迷う可能性がありますので、地元のガイドさんと一緒に歩くことをおすすめします。

裏磐梯登山口から、裏磐梯スキー場のゲレンデを登り、イエローフォールを目指します。
途中までは、裏磐梯スキー場のリフトを使って登ることが出来ます(山頂往復券 ¥1,500)。


裏磐梯スキー場のリフト
リフトを2つ乗り継いで入口まで向かいます。


二つ目のリフトを下りた地点からの眺望
天気が良ければ桧原湖(写真中央奥)が望めます。


トレッキングコース入口の看板
ここからスタートです。
スノーシューはここで履きましょう(リフトはスノーシューを履いて乗れません)。


小動物のフン
道中いくつか見られました。
誰のフンでしょうか?


銅沼入口
銅沼(あかぬま)の看板です。
真っ直ぐ沼に向かって進みます。


銅沼の中にある岩
銅沼の水に含まれる成分によって、岩の半分が赤くなっています。
本来の水位よりも低下していることがよくわかります。


凍った銅沼
沼の中央は色が変わっていました。
氷が薄くなっている可能性がありますので、お気を付けください。


火口壁から立ち昇る噴気
磐梯山が活火山である証拠です。
硫黄のにおいが漂っています(ガスに注意!)。


櫛ヶ峰
雲の隙間から荒々しく勇ましい姿を拝むことが出来ました。

イエローフォール到着
片道1時間程度歩き、イエローフォールに到着しました!



イエローフォール
幻の氷瀑です。
残念ながら融解が進み、色もだいぶ抜けていました。


イエローフォール付近の氷瀑
イエローフォールの近くにある他の氷瀑も大部分が融けていました。

イエローフォールも融け始め、冬のシーズンが終わりつつあります。
今シーズン最後のチャンスに、スノーシューを使ったトレッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか?

◇なかじま◇

事前に気象情報やスキー場リフトの運行状況をご確認ください。[裏磐梯スキー場のホームページ]
裏磐梯ビジターセンターでは、長靴、スノーシュー、双眼鏡などをレンタルしています。
レンタル品の予約はできませんので、当日ビジターセンターまでお越しください。
[レンタル料金等の詳細]