冬の裏磐梯②(猫魔ヶ岳~猫魔平)
昨日(2月12日)、スノーシュートレッキングで猫魔スキー場から「猫魔ヶ岳~八方台~猫魔平」を歩いてきました。コース前半は大きく広がる展望を楽しみ、後半は美しいブナの森を歩きます。
猫魔スキー場は3月16日までの火水木(2月23日祝を除く)は定休日でリフトが運行せず、国道からの入口にチェーン(ロープ)が張られて車を乗り入れることができません。詳しくはこちらをご覧ください。
自然情報はこちらのPDFからもご覧いただけます。(普段この時期は案内していない場所になります)
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ルート図 (詳しくはこちらをご覧ください)
猫魔スキー場から猫魔ヶ岳へのルート
今回は、真ん中のフォレストキャットチェアとディープキャットチェアを乗り継いで(スノーシューチケット2回分¥1200)、猫魔ヶ岳直下の標高1330m地点まで上がりました。リフトを乗り継ぐのに約600m(標高差80m)ゲレンデを歩いて下ります。
リフトのチケットを購入後、パトロール(救護室)に「入山届(登山計画書)」を必ず提出し、下山後はその報告をします。
探勝路の様子
ゲレンデトップからの展望 奥の雪原が桧原湖
猫魔ヶ岳手前からの結氷した雄国沼
猫魔ヶ岳からの磐梯山と縦走路 大きな画像はこちらをご覧ください。
猫魔ヶ岳からの猪苗代湖
「猫魔スキー場⇔アルツ磐梯雪上徒歩ルート」
雪上徒歩ルートに沿ってロープが張られています。八方台に向かうのにアルツ磐梯側の入口まで利用しました。逆に進めば猫魔スキー場にもどれます。
雪上徒歩ルートから先は美しいブナ林の中を歩きます。大きなブナと出会いました。
八方台休憩所 中に入ることはできません。
ゴールドラインを歩きます。
ゴールドラインから猫魔平にかけてはブナの巨木がたくさんあります。
大きな洞がある年老いたブナ
下は洞の中から見上げた画像です。上まで空洞が続いています。
いたるところに、クマの爪痕やクマ棚がありました。
探勝路で見られた生物の様子
ヤドリギ(ビャクダン科)
3枚目→雪上に落ちていたヤドリギの種子 4枚目→粘着質に包まれている種子 詳しくは「裏磐梯だより№113」をご覧ください。
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リフト終点から標高差70mを登ると山頂、あとは基本下りで、天気と雪の状況さえよければとても快適に歩けるコースです。しかし、このコースはスキー場のパトロール管理区域外=バックカントリーを歩くので、雪山での経験や装備が必要です。近頃、バックカントリーでの事故や遭難が多く報じられています(管理区域外での捜索費用については、こちらをご覧ください)。事前に天気、積雪状況、リフトの運行状況などの情報を必ず確認し、無理のない計画を立ててください。特に、猫魔平~八方台周辺は広く平坦な地形なので、ルートファインディングが難しいです。GPSなどでこまめに現在地や進路を確認してください。自分でルートファインディングをする自信のない方は、ガイドと一緒に歩くことをお勧めします。
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