2017年1月20日毘沙門沼周辺
今日は毘沙門沼周辺を巡視しました。
正午の気温は-0.8℃でしたが、朝9時の気温は-10.2℃と、とても冷え込みました。
積雪は89cmと、夏道以外でも気軽に歩けるくらいの積雪です。
雪が少し締まった状態で、スノーシューを履くとあまり沈まずにすいすい歩くことができました。
夏道にはトレース(足跡)がありましたが、雪が積もるとなくなります。
天候が悪化すると視界が悪くなり、迷ってしまう危険性もありますので、ガイドさんと一緒に歩くことをおすすめします。
上下のレインウェア、トレッキングシューズ、スパッツ、帽子、手袋などの準備はしっかりと行ってください。
歩く前は寒くても、歩いているとどんどん暖かくなり、氷点下の気温でも汗をかいてしまうことがあります。
汗冷えによる低体温症を防ぐために、綿の肌着ではなくポリエステルかウールの肌着を着用しましょう。
↓探勝路は完全に雪に覆われており、夏道とそうでないところの境が分からないので迷いやすいです。
↓特に木道(雪に覆われています)の上を歩くときは、踏み抜きに注意しましょう。
↓昨日五色荘売店さんの屋根の雪が一気に落ち、通れない状態でした。手前にある日本赤十字社の石碑の場所で右に曲がるルートが安全です。
↓木に積もった雪や雪の重みに耐えられなかった枝が落ちてくることがありますので、帽子やフードで頭を守りましょう。
さて、自然情報です。
天候が良く霧がかかっていなかったため、ビジターセンターからの吾妻連峰や毘沙門沼からの磐梯山・櫛ヶ峰の展望が楽しめました。
毘沙門沼では多くの水鳥が羽を休め、森の中や沼の上では動物の足跡があちこちで見られました。
↓吾妻連峰と麓にあるグランデコスノーリゾートです。山頂付近ではスノーモンスターが楽しめそうですね。
↓毘沙門沼と櫛ヶ峰です。毘沙門沼の東側は薄氷がはって白くなっていて、西側は凍っていません。
↓その薄氷の上にもノウサギの足跡がありました!身軽でいいですね。
↓5羽のハクチョウ(恐らくコハクチョウ)がのんびりしていました。頭が灰色っぽいハクチョウは幼鳥です。
↓ハクチョウ以外にも、多くの水鳥がいました。写っているのは大半がマガモであり、その他オオバンやホシハジロ、カルガモもいました。
多くの動物が元気に過ごしている中、スノーシューやかんじきなどを履いてゆっくりと散策してみませんか?
◇ろっぴ◇
※こちらの自然情報はPDFファイルでもご覧になれます。ダウンロードはこちら。
※裏磐梯では、近年、イノシシやサルも生息し始めました。十分注意しましょう。
どちらも目撃したら、当センターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)
※イベント「わくわく散歩」「スライドトーク」常時実施中!