雄国パノラマ探勝路・雄国せせらぎ探勝路

おとといは不安定な天気でしたが、雨に降られることもなく巡視を行うことができました。
*こちらは8/2(大雨の前日)の情報です。
雄国パノラマ探勝路」、「雄国せせらぎ探勝路」を歩いてきましたので、その時の様子を紹介いたします。
なお、こちらのPDFからもご覧になれます。

雄国パノラマ探勝路


ラビスパ側出入口
施設の奥、桜峠の坂を獣除けの電気柵沿いに登っていくと探勝路の入口につきます。




探勝路の様子
道の両側がささやぶになっているところが多いです。また、道が植物に侵食され、わかりにくくなっているところもあります。(見通しの悪いところでは鈴を鳴らしたり、手をたたいたりして動物に自分の存在を知らせましょう)


ラビスパ付近の分岐
施設付近に行くには、左に進みます。右側はキャンプ場の近くに着きます。


雄国山山頂
晴れていれば飯豊山地や磐梯山を望めます。


雄国山からみた雄国沼湿原


雄国沼休憩舎



雄国沼湿原
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)などのお花のシーズンも終わり、大部分が緑色の草地でしたが、湿原の奥のほうにクサレダマと思われる黄色のお花の群落ができていました。

雄国せせらぎ探勝路



探勝路の様子
基本的には歩きやすい緩い坂道ですが、ぬかるみや、道が削れて、歩きにくいところもあります。(写真は以前のもの)


雄子沢口(雄国せせらぎ探勝路入り口)
今回はここでゴールです。

生き物たちの様子


ソバナ(キキョウ科)


ジャコウソウ(シソ科)


ホツツジ(ツツジ科)


コバノフユイチゴ(バラ科)


トリアシショウマ(ユキノシタ科)


ソウシシヨウニンジン(ウコギ科)


キツリフネ(ツリフネソウ科)


ヨツバヒヨドリ(キク科)


ヤマハハコ(キク科)


ツリガネニンジン(キキョウ科)


ナガボノワレモコウ(バラ科)


オカトラノオ(サクラソウ科)


ヤマユリ(ユリ科)


コオニユリ(ユリ科)


コバギボウシ(ユリ科)


クサレダマ(サクラソウ科)
レダマ(マメ科の低木)に似た草本という意味での草レダマです。クサクナイヨ


ヤマブキショウマ(バラ科)


ツノハシバミ(カバノキ科)


ミズゴケの仲間とモウセンゴケ


ツタウルシ(ウルシ科)
触ると人によっては炎症を起こします。探勝路のあちこちにありますので近づかないようにしましょう。


ホオアカ(ホオジロ科)
湿原のあちこちでさえずっていました。


偶蹄類の蹄の跡
雄国山の中腹まで続いていました。


コオニヤンマ(サナエトンボ科)


ノシメトンボ(トンボ科)


アキアカネ(トンボ科)


シロシタホタルガ(マダラガ科)


アズマヒキガエル(ヒキガエル科)


ヤマナメクジ(ナメクジ科)
白い塊は生殖器です

今回初めて、ラビスパ裏磐梯からスタートし、雄子沢駐車場をゴールとするコースで巡視しました。急な登りこそないものの、雄国山山頂まで緩い登りが3時間ほど続き、普段の雄子沢駐車場をスタートとするコースよりも時間がかかってしまいました。
探勝路を歩くときは、動物除けの鈴や、急な雨に備え、雨具を携帯するなど、準備を怠らないようにしましょう。

◇なかじま◇