2016年11月11日毘沙門沼周辺
11月も中旬になり、そろそろ秋が終わって冬にさしかかろうかといった時季です。
一昨日はビジターセンターでも雪が降り、冬の訪れを感じています(11月11日現在積雪はありません)。
今日は、毘沙門沼周辺を散策しました。
正午の気温は5.9℃でしたが、朝に外のゴミ拾いをしているときは手がかじかむくらいに寒く感じました。
散策中はずっと雨に打たれていましたが、防水性のトレッキングシューズに上下のレインウェア、スパッツを身につけたことにより雨対策や風対策をしっかりでき、快適でした。
フリースやダウンなどの防寒着は必須で、手袋や耳まで覆うような帽子、温かい飲み物などもご準備ください。
先週までは賑わっていた毘沙門沼周辺ですが、今日は雨だったこともあり散策されていた方をあまり見かけませんでした。
だからこそ、今は静かな毘沙門沼周辺を楽しめるのではないでしょうか。
雨の影響でぬかるみや水たまりが多くあり、木道や岩の上は滑りやすいのでご注意ください。
↓探勝路の様子。水たまりが多いです。
↓毘沙門沼の様子。真っ赤な葉のヤマモミジも楽しめます。
↓雲で全景は見えませんでしたが、磐梯山がかなり白くなっています(写真の真ん中あたり)。
さて、自然情報です。
紅葉もまだ楽しめますが、それと同時に落ち葉の上を歩いたりその落ち葉を観察することもできます。
赤や黄色に染まったその景色を楽しんでみてください。
また、落葉した木では冬芽や葉痕が観察できるようになってきました。
それぞれ木によって面白い形のものも多いですよ。
↓同じ木でも様々な色に染まったヤマモミジ。
↓五色沼東園地のカラマツ、落ちた葉も多いですがまだ楽しめます。
↓トチノキの冬芽(先端部分)と葉痕(ハート型の部分)。冬の自然観察に欠かせません。
↓今年は写真のコマユミやマユミの実をほとんど見ませんが、野鳥の小径でかろうじて見かけました。
冬鳥たちもやってきています。
木の葉が落ちたためにだいぶ野鳥を見つけやすくなっており、ツグミやカケス、ヒヨドリを確認しました。
また、毘沙門沼ではオオバン、ヒドリガモ、ホシハジロ、マガモ、カワウ、カルガモといった水鳥で賑わっていました。
双眼鏡を持ってぜひ観察してみてください。
↓右側はオオバン、左の羽を広げているのはカルガモです。これからもっと水鳥が増えていきます。
紅葉も野鳥観察も楽しめる毘沙門沼周辺をゆっくりと散策してみませんか?
◇ろっぴ◇
※こちらの自然情報は、PDFファイルでもご覧になれます。ダウンロードはこちら。
※裏磐梯はツキノワグマの生息域です。散策の際には、クマ鈴などでクマに人間の存在を知らせてあげてください。
また、近年、イノシシも裏磐梯に生息し始めました。十分注意しましょう。
どちらも目撃したら、ビジターセンターにお知らせください。(電話:0241-32-2850)
※西吾妻スカイバレーは、来春まで冬季通行止めです。
磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯吾妻スカイラインも15日(火)17時以降は冬季通行止めです。
それ以前でも状況によって通行止めになることもあります。
観光道路以外でも路面が凍結することもありますので、事前に情報収集をお願いします。
※11月6日(日)で秋のイベントを終了しましたが、好評につき継続します!
「わくわく散歩」、「スライドトーク」を随時受付しますので、スタッフにご相談ください。