雄国パノラマ探勝路

雄国沼湿原のニッコウキスゲ(標準和名ゼンテイカ)が見ごろになってきました。今年度は金沢峠に行くシャトルバスが大雪による林道の損壊のため動きませんので、湿原に行くには山道を歩く必要があります。

3つのルートの1つ「雄国パノラマ探勝路」を6/26に歩いてきましたので、その時の様子を紹介いたします。
自然情報PDFはもう少々お待ちください

雄国パノラマ探勝路



駐車場にある看板
車道沿いにあるのでお車にお気をつけて、



ラビスパ西口
施設の奥、桜峠の坂を獣除けの電気柵沿いに登っていくと探勝路の入口につきます。




探勝路の様子
道の両側がささやぶになっているところもあります。見通しの悪いところでは鈴を鳴らしたり、手をたたいたりして動物に自分の存在を知らせましょう。


ラビスパ付近の分岐
ラビスパ西口は施設の付近、東口はキャンプ場の近くに出ます。


雄国山山頂
晴れていれば飯豊山地や磐梯山を望めます。


雄国山からみた雄国沼




雄国沼休憩舎~湿原までの道から見える湿原
ここまではとても天気が良かったのですが…






雄国沼湿原
湿原に入った途端、霧に覆われました…
ニッコウキスゲは見ごろ、前回多く見られたワタスゲやレンゲツツジ、コバイケイソウはあまり目立ちませんでした。といってもお花畑の大部分は霧の向こう。
霧に覆われて幻想的な湿原のお花畑も良いのですが、やっぱりお天気のお花畑が一番ですね。


雄国沼休憩舎
帰りがけに寄った休憩舎も霧に覆われていました。

帰りは天気予報通りのかなり強い雨に降られました。
カメラを出せなかったので写真はありません。


ラビスパ付近の分岐からラビスパ東口までの道中にある看板
おそらく熊さんもカモシカさんも十分、人間に注意しているかと思われますので、人間側も彼らに注意して、無用なトラブルは避けていきたいところです。


ラビスパ東口
キャンプ場の近くに出ます。
道路を下っていくと駐車場が見えてきます。

生き物たちの様子


ゼンテイカ(ツルボラン科)
ニッコウキスゲと呼ばれるため、日光の固有種と思われがちです。


レンゲツツジ(ツツジ科)


ヒオウギアヤメ(アヤメ科)

今回はラビスパ裏磐梯から湿原までの往復でした。
かかった時間は登山口~休憩舎まで2時間、湿原に行って休憩舎に戻ってくるまで40分、休憩舎から登山口までで1時間半でした。(休憩無しのかなり速いペースです)

午後から雨予報でしたので、かなり急ぎのペースでしたが、これだけの時間がかかりましたので、体力にとても自信のある方でなければ、せせらぎ探勝路で湿原まで行くのをお勧めします。

また、探勝路を歩くときは、動物除けの鈴や、急な雨に備え、雨具を携帯するなど、準備を怠らないようにしましょう。

◇なかじま◇