「スノーシュー体験+ミニ観察会」実施の様子

「スノーシュー体験+ミニ観察会」を実施した際の様子をお届けします。

1/17(金)は風が強く、時折吹雪くような天候でしたが、
1/18(土)は風も穏やかで、雪上に残った動物の足跡があちこちにあり、様々な動植物を観察することができました。
イベント当日は1度下見とルート確保のために歩き、その後ご予約を頂いたお客様をご案内いたします。

五色沼コースは裏磐梯観光協会を出発し、バンガロー(キャンプ場)を抜け、毘沙門沼展望台を目指すルートとなります。
1/17(金)は大雪の後でトレース(前に通った人の付けた道)が無い状態でしたので、
先頭を歩く自然解説員スタッフはラッセル(雪をかき分け進む)となりました。


準備
自然解説員スタッフがパークボランティアさんにスノーシューの装着方法をレクチャーしている様子。
備品を新調し、以前より軽い・流線形のスノーシューになりました!
*今年度は施設休業のため、レンタルスノーシューご提供はございません(イベント参加時のみ利用可能)


出発
観光協会裏手からスノーシューを装着し、トレッキングスタートです。


だれの足跡?
雪上に、木から木へ移動する足跡がついていました。リスでしょうか?
夏の時期はなかなか見ることのできない動物の痕跡(フィールドサイン)を簡単に見ることができます。
冬の裏磐梯ではウサギ・キツネ・テン・サル・タヌキ・カモシカなどが活動しています。



触ってみると…?
「冬芽(とうが)」の中には、葉や花や枝になる芽が小さくまとまっています。
寒さから芽(春に葉になる部分)を守るため、植物ごとに多様な形態で工夫がされています。
トチノキの冬芽・芽鱗(がりん)は水飴を塗ったようなようにベタベタしているのが特徴です。

冬芽について、詳しくはこちらをどうぞ→裏磐梯だよりNo.188「冬芽いろいろ」



どっちかな?
ツルアジサイのドライフラワーがあちこちにありますが、これはイワガラミです。
装飾花(クリーム色の部分・お花ではなく葉っぱ)がしずく型なのが見分けポイントです。



植物の観察
ヤドリギは樹木に寄生し、冬に果実を実らせます。
積雪で1mほど立つ場所が上がったことで、ちょうど目の高さで観察できるポイントがありました。


動物の落とし物
雪の上に1cmほどのコルク質の球体が落ちていることがありますが、
これは野生のウサギ(トウホクノウサギ)の糞です。



スノーシュートレッキングは雪がたくさんある、裏磐梯ならではのアクティビティです。
スノーシューを始めて使う方、また冬の裏磐梯が始めてで道の判断に自信のない方は、
ガイドさんや経験者の方と一緒に散策するのがおすすめです。

積雪状況やトレッキングコースへのアクセス方法、どんな服装で散策すれば良いかなど、
お電話でお答えできますのでお気軽にお問い合わせください。
*今年度は施設休業のため、レンタルスノーシューご提供はございません(イベント参加時のみ利用可能)
*土日祝日は事務所休業です



*イベントのお知らせ*

*冬の屋外イベント「スノーシュー体験+ミニ観察会」は指定日開催・事前予約制となります。
 詳細はこちらをご覧ください→リンク

*2025裏磐梯雪まつりナイトファンタジー
 2月15日、裏磐梯サイトステーション・レンゲ沼開催予定です。
 詳細はこちらをご覧ください→リンク



◇自然解説員 たかしま◇

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