裏磐梯のムシムシコレクション(昆虫の紹介)

裏磐梯は大小300ほどの湖沼が点在しており、様々な動物や植物を見ることができます。
今回は水辺の昆虫・夜に見かける昆虫をメインにご紹介いたします。

8/24(土)に実施する夜の昆虫観察会 ムシムシ!ライトトラップで見れるかも?
<イベント参加者募集中です→記事リンク

●水生昆虫(カゲロウ・カワゲラ・ヘビトンボなど)


カワゲラのなかま 2024/7/22 撮影


カマキリモドキ(8月頃 猪苗代の田んぼで行ったライトトラップ時に撮影)
見た目は小さいカマキリですが、全然違う種類(アミメカゲロウのなかま)の昆虫です。


ヘビトンボ(成虫)


ヘビトンボ(幼虫) 2019年10月7日 吾妻川渓流探勝路にて
幼虫は川の底や石の間に生息し、『ざざ虫(トビケラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫)』と呼ばれます。
漢方で疳(子供のかんしゃくや夜泣き)に効くとされた、孫太郎虫の呼び名でも知られています。



トビケラのなかま
幼虫は水辺で過ごします。
フライフィッシングをする人にはおなじみの昆虫です(水生昆虫を模した毛針・疑似餌で渓流魚を釣る手法)。

・カゲロウ  〜写真準備中〜

●甲虫


ゲンジボタル 2019/8/3撮影
小川など細い流れのある場所で、カワニナという貝を食べて成長します。
8月中旬になるとヘイケボタルが現れます。


ノコギリカミキリ 2022/7/22 撮影
カミキリムシは種類によって、昼活動するものと夜行性のものがいます。


ウスバカミキリ 2024/8/12 撮影
樹を穿つだけあって、見るからに強そうな大顎です。


クワガタのメス 2024/6/23 撮影


カブトムシのメス 2024/8/6 撮影
裏磐梯の水辺にはカブトムシやクワガタが好む
クヌギ・コナラの木がないため、あまり見かけません。


オオミズアオ 2024/8/15 撮影
薄水色が綺麗なガです。


クスサン 2023/9/13撮影



日本は古くより、草木花鳥(芸術作品のモチーフ)、花鳥風月を嗜む(風景や動植物を愛でる)文化があります。
(蜘蛛、蛙、蛇などの、うごめく小さな生き物たちも含めて『虫』として親しまれてきました)

(一般的には)大人になるにつれ、昆虫をじっくり見る機会は減っていくものですが、
昆虫はそれぞれのカッコ良さ、美しさ、魅力がたくさんあります。
自然の中で昆虫を見かけた際は、親しみを持って観察してみてください。
(昆虫採取の際は、必ず土地の管理者の許可を得てください!)

<たかしま>

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